
DESとはDebt Equity Swapの略であり、企業再建の一手法として用いられています。つまり借入金を返済するかわりに自社株式を発行し借入金を減少させると いうものです。これは有利子負債を減少させ資本を増加させるという効果をもちます。有利子負債の減少は毎期経常的に発生する支払利息を減少させ、資本の増 加は自己資本比率を高め財務体質の向上をもたらします。また、金融機関側からは貸付金を減少し株式を取得することによって融資先の経営に関与し企業経営の 健全化を促進するという効果があります。最近では飛島建設や日産ディーゼル工業などがデット・エクイティ・スワップを行っています。
DDSとは、debt debt swapの略、金融機関が保有する貸出金の一部を企業が破綻したときに返済順位が通常の融資よりも低い無担保の貸出金(劣後ローン)に振り替えることをいいます。
中小企業は資本調達手段が限られており、資本的性格の資金が債務(金融機関からの借入等)の形で調達されている場合が多くみられます(擬似エクイティ)。平成16年2月の金融検査マニュアルの改訂により、金融機関が、経営再建計画の一環として、債権を資本的劣後ローンに転換している場合(DDS)は、金融検査において資本とみなすということが定められました。このことにより、金融機関はDDSを活用して企業の債務者区分を引き上げることが可能となり、中小企業者の抜本的な再生を行うことが出来る環境が整ってきました。一方、中小企業者にとってもDDS実行分だけ自己資本が増加し、債務者区分が上位に引き上げられることにより、安定的な資金調達が可能となり再生計画の実現可能性が大幅に増加するというメリットがあります。



